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転職サイト

ここからは、私が転職に際して利用したツールや、その利用方法などについて、私自身の経験をもとにしてご紹介してみたいと思います。女性が正社員として転職しようと思ったら、男性よりもずっと努力と根気が必要だというのが現実だということは、認識しておきましょう。その上で使えるツールは何でも使う、そういう意識が大切です。

転職サイトの利用その中で私が利用したものの一つに、転職サイトがあります。web上だけでエントリーしたものとしては、インディビジョン、DODA、リクナビNEXTなどがあります。また、実際に支店に足を運んで登録したところでは、リクルートスタッフィングがありました。Webエントリーだけのものは、本当にパソコン上で自分の経歴を細かく入力するだけで良く、あとはスカウトメールやメルマガの購読を待つだけでした。自分からサイトを訪問していろいろ検索をかけてみましたが、やはり求人数は都市部に集中しているのが実際で、地方になると極端に数が少ないのが現状であるようです。そして最も私が有効に活用したのが、実はリクナビNEXTのスカウトメールサービスでした。他社にもスカウトメール機能を持つところはありましたが、使い勝手の良さと画面の見やすさから、私はリクナビNEXTのサービスを受けていました。

スカウトサービスでは、匿名で公開してある自分の経歴書を見た企業側が、求人該当者全員にコンタクトを取る「オープンオファー」というメールと、興味を持った対象者に個別に送る「プライベートオファー」というものがあります。私はオープンオファーであれば、何通か実際にメールを受け取ったことがあります。都市部に住んでいる方などは、通勤圏の問題からも、プライベートオファーを受ける可能性も決して低くは無いように思います。皆さんも是非、このスカウトサービスを利用してみて下さい。思わぬ時にスカウトメールが届くのは嬉しいものですよ。

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ハローワーク

ハローワークにも随分とお世話になりました。ハローワークは言わずと知れた「公共職業安定所」であり、多くの転職者が利用する場所のひとつであることでしょう。

実際にハローワーク通いをしてみて思ったこととしては、ハローワークに登録されている求人の傾向では、一般事務系やパート系で女性を求めており、実務をこなす正社員としては男性を求めているのではないか、という印象でした。なぜかというと、実際に求人情報を検索してみたときに、女性で正社員となると、保険関係の営業か接客販売、または一般経理事務のどれか、といっていいほど偏っており、パートではさらに女性を求める件数が増えるからです。企業側の立場に立って考えてみた時には、ハローワークに求人情報を出す場合、それなりに背景のしっかりした人材が欲しい、ハローワークというフィルターを通して保障が欲しいというのでしょうか、求める人材の傾向がはっきりとしているのです。これは、実際に面接を受けに行くと切実に、身に染みて感じたことでした。前述していますが、「お子さんはいますか?」と家庭環境で判断するような会社は、何故かハローワークを通して面接した企業がほとんどでした。

反面、もしパートやアルバイト、非常勤での勤務を希望する場合は、ハローワークはとても安心できる媒体です。利用者側にしてみても、ハローワークという場所を通した企業ならば安心、というイメージがあるためでしょう。後述しますが、私が別居を強行して実家に帰った際、取りあえず何でもいいから働き口を見つけようとして利用したのがハローワークでした。そして国立大学での非常勤事務という仕事を即座に得ることができたのです。このような働き口が見つかるのも、ハローワークという特殊な媒体だからこそ、とも言えるのではないでしょうか。

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求人雑誌

求人雑誌にも随分とお世話になりました。具体的な雑誌名を挙げると、DODA、CLUEが主でしたが、アルバイト情報誌のanも度々見ていました。正社員志望だったのですが、アルバイト情報誌にも正社員同時募集の広告は案外載っているものです。

女性の場合、三十路を超えると年齢的にどうしてもハードルが高くなってしまうのが現状です。求人情報を見ても、正社員募集の条件欄には、年齢は30歳くらいまでが上限である傾向が非常に高かったからです。子持ちであったりすると、なおさら敷居は高くなるでしょう。これは仕方ない現実です。

ところで、私からひとつ提案です。もし求人広告に「年齢:30歳くらいまで」と記載されていたとして、自分はすでに30歳を超えていたとしても、堂々と応募しましょう。35歳くらいまでなら許容範囲だと思います。これは、私が転職した営業の会社で自分が採用担当したことから言えるのですが、30歳くらいまで、という記載はあくまでも目安であってボーダーラインではないのです。記載されている年齢よりも上の方から応募があったとしても、その方が有能そうであれば、十分に検討の余地があるからです。

私を拾ってくれた会社は、留学を扱う会社でしたが、実はその仕事はCLUEから見つけたものでした。当時私はすでに30歳ギリギリでしたが、私が女性であることよりも私を一人の人材としてみて欲しい!ということを十分にアピールできたのか、そこで採用を頂くことができたのです。その体験談は、「子持ちで30歳を越えた女性の転職成功談」として、実際にCLUEにも載ったんですよ!

なお、現在では、求人広告に年齢制限の表示はなくなっていますので、申し添えておきます。

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インターネット検索

インターネット検索もよくやりました。求人サイトを渡り歩いただけではなく、地元企業のホームページも直接見たりしました。企業のホームページには採用案内が結構載っているものなのです。いわゆる「非公開求人」というもので、一般の求人サイトには載せていなくても自社のホームページでは随時採用を行っている、というものです。私はこのネットサーフィン検索から、一度、楽天の求人に応募したことがありました。楽天ともなると、今をときめく新鋭企業。女性だからとか、子持ちだからとか、そういったことに採用基準をおく会社ではないと考えたからです。ちなみに結果ですが、書類選考はパスしましたが、面接であまりにも緊張し、面接官の質問にうまく答えられずに撃沈でした。ただ、面接官の質問の中には、「お子さんは?」という例の決まり文句は一度も現れませんでした。この辺はさすがです。

また、意外と無視できないのが、地元の求人サイトなのです。地方の市区町村では、できるだけ人口を呼び戻すために、Uターン、Iターンも含めた地元求人サイトを開いているケースがあるのです。これは完全に地元密着企業からの求人ですので、件数こそ多くはないものの、小さなチャンスが意外と転がっているものです。私が別居直前に登録しておいた地元の求人サイトからは、数回、地元企業から「面接をしたい」というオファーを頂いたことがあります。地元の人材誘致活動、あなどれませんよ。

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